H27年2月生まれ

Tさん

~夫の立場から~

妻が妊娠して、助産院で自然出産したいと言い出したのが、始まりでした。

今は病院で出産することが多く、助産院での出産は少なくなっているので初めは心配で反対していましたが、妻の熱い思いに押され、助産院を探すようになりました。

妻がいろいろと助産院を周り、ひな助産院さんにお世話になることが決まりました。

初めは、時間が合わず妻だけが通っていましたが、一緒に経過診断を受けるときに今後のことなどをしっかりと教えていただき、徐々に安心していきました。

それから、徐々に出産に向かって色々なことを教えていただきました。

経過も順調でしたが、当初の出産予定日が過ぎてしまい、妻も徐々に不安になってきたところを励ましてくれたりと出産のことだけではなく、精神的なケアもしていただきました。

出産予定日から6日目に入ったところで、ひな助産院で検査を受けました。その時に破水して、いよいよ出産が近いことがわかりました。

このまま、助産院で出産になるかと思いましたが、

まだ出産まで時間があったので一度家に戻ることになりました。

その日の夜に待ちに待った陣痛が、妻に現れました。初産でかつ深夜に陣痛の間隔が短くなりそうだったので、妻に助産院に連絡してもらい、少し早いが泊りがけで出産の準備

をしてくれる事になりました。まだ、陣痛の間隔が長いので、病院とかでは、受け入れてくれないような時間でしたが、早い段階から近くにいさせていただけることになり、すごく安

心できました。自分たちも準備をして、深夜にお伺いすることができました。その夜に付きっきりで、様子を見ていただいていたのですが、私は疲れて朝まで寝てしまいました。

朝になって、目が覚めて妻の様子を見に行くと、陣痛が弱くまだ出産まで時間がかかるということが分かりました。また、出産ということで応援の

助産師さんもかけつけてくれていました。自分が寝ている時もしっかりと状況を見ていただいていたので、すっごく安心できました。その反面、寝てしまった

自分が恥ずかしくなってしまいました。

朝の段階では妻の陣痛はそれほど強くなかったのと、妻が家に置いてきたペットの猫のことを心配していたので、私だけ一度家に戻ることになりました。

朝まで寝ずに付き添って頂いていたので、安心して家に戻ることができました。

その後、ペットの面倒を見て、出産後の身支度などをして戻ろうとしたところ妻から連絡があり、陣痛が強くならず、子どもの心拍も一時下がったこともあり、

病院での出産へ変更することになりました。

家から助産院についたところで、妻が病院への移動の準備をしているところでした。

疲れている中、これからの出産について丁寧に説明を頂き、病院へ移動しました。

病院についても、病院の医師に交代することなく常に付き添って頂きました。また、助産院で出産を迎えたかった妻が落胆しては励まして常に出産に対して

前向きな気持ちに導いてもらいました。

夕方になっても、なかなか子どもが下りてこなかったので、医師の方もどうするか悩み始め自分もどうしたほうが良いか、少し悩んだ時には相談もしていただきました。夜になり、難

産ではありましたが無事に男の子が生まれるところまで、寝ずに付き添って頂き非常に感激しました。

また、出産後の入院中にも来ていただき、いろいろとアドバイスを頂いたり相談に乗って頂いたりと感謝のかぎりです。妻から初めに助産院で生みたいと

言われたときは悩みましたが、ひな助産院さんにお世話になったことが一番いい選択だったと思います。

 

Tさん

高齢で初めての妊娠をして、出産するなら助産院でしたいと妊娠前から希望していました。

その理由は、看護学生実習にて病院での出産に立ち会った際に感じた違和感からでした。

その後、女性の特権である妊娠・出産について自分なりにどう妊娠期を過ごして、どういう出産をしたいのか色々調べていきました。

そしてたくさんの不安や知りたいことをすぐに聞くことができ、またゆっくり時間をかけて聞いてくださる環境や自然なものでより出産力を高める為の過ごし方や体づくり、出産後の過ごし方についてもフォローしてくださる産褥入院体制がある助産院での出産を強く希望するようになりました。

まず妊娠するということがこんなにも奇跡な出来事であることを知りました。

よく妊娠は授かりものと言いますが、実際私達は高齢であることから不妊クリニックへ通いました。幸いにもタイミング法で授かることができました。こういった経緯もあり、より助産院

での出産をしたい気持ちが強くなりました。また里帰り出産ではなく、夫と2人で妊娠・出産を分かち合いたいという気持ちも助産院での出産をより強くしました。

助産院探しをして、ひな助産院さんとの出会いは他院での見学時に紹介をされたことがきっかけでした。実際に斎藤さんにお会いして、お話をしていくうちに「ここで産みたい!

斎藤さんに見届けてもらいたい!」という気持ちにかられました。しかし、母子2人分の命を預かる以上、家族の賛成がないと受け入れることはできないと伝えられました。

助産院での出産を希望した際、夫は最初、反対でした。理由は、何かあった際にすぐ医療処置がないという環境からの心配でした。確かに助産院で行える医療処置はごく最低

限なことだけです。

しかし出産までに提携病院での定期健診受診や緊急時の支援体制も整っていることを説明して、私の助産院での出産希望への熱い想いを夫に伝え、説得することができまし

た。また両親・義父母の了承を得て、ひな助産院での出産を迎えることが決まりました。

助産院での健診は、1時間かけてじっくりゆっくりお話を聞いてもらい、胎児心拍や腹囲、体の変化から胎児が今どんな状態でいるのか、経過は順調かどうかを分かりやすく説明

してもらうことで安心することができ、おなかの子の成長を自分の感覚で把握することができました。また看護師という職業柄、変にちょっとした知識がある分、不安なことが気にな

り、また心配性である性格から些細なことを質問した際も丁寧に説明してくださり、何か不安なことや心配なことがあればいつでも連絡できる環境というのが何よりも心強かったで

す。そしてお灸やオイルマッサージで体の緊張をほぐしていただいたり、出産力を高める体づくりも普段の食事や過ごし方のアドバイスもあり、妊娠期は大きなトラブルなく、産前

休暇まできっちりお仕事することができました。

出産予定日を過ぎてもなかなか子どもは下りてこず、心配が増していた際もおなかをさすりながら「お母さんのおなかの中が気持ちいいんだね、もうちょっとおなかの中にいたい

んだよね。」と声をかけてくださったことで自分の気持ちを前向きに変えてくださったこともありがたかったです。

友人に聞いた出産ジンクス(オロナミン●を飲む、焼き肉を食べる、床の拭き掃除、階段昇降など)を行い、近所の神社へお参りに行った数日後、ひな助産院での健診にてお灸

をしている際、じわーっと広がる感覚がありました。もしかして破水??斎藤さんに「もしかして破水ですか?」と聞くと、やはり破水でした。破水後、陣痛が起きるまでの時間やその

間の過ごし方について説明があったことで心身ともに落ち着いて、出産への準備をすることができました。陣痛感覚がまだ長かったのですが、間隔が短くなってから移動すること

に不安があり、早い段階で夫とともに助産院へ入院することになりました。陣痛感覚が短くなるまで体力温存で寝たほうがよいといわれ、横になるものの初めての感覚に寝ることが

できませんでした。その隣でぐっすり眠る夫にうらやましさとちょっとの怒りを感じながら、夜中の3時頃に間隔がさらに短くなりました。陣痛の際に斎藤さんや辻川さん、佐々木さん

が代わる代わる私の体をマッサージしてくださり、陣痛が楽になる姿勢や励ましの言葉をかけていただいて、リラックスしながら陣痛と向かい合うことができました。翌朝10時には子

宮口7cmまで開いたのですが、そこから陣痛が弱くなりました。胎児心拍は下がっていなかったので、色々な姿勢をとったり、お灸をしたりしましたが、そこからぴたりと陣痛が強く

ならず、一時的に胎児心拍も下がってしまいました。

そして斎藤さんから告げられたのは、このまま助産院で出産を迎えることもできるかもしれないけど胎児心拍が一時的下がったこともあり、母子ともに安全を優先しましょうということ

でした。

そう告げられた際は、やはり子どもの安全が何よりも一番だと思い、納得して、提携病院へ救急車で移動することになりました。

提携先での出産となりましたが、斎藤さんと辻川さんはそのまま出産を見届けてくださると伝えられ、とても心強かったです。陣痛促進剤を使用して、陣痛はどんどん強く、短くな

りますが、子どもがなかなか下りてこない・・・。医師よりこれからの経過について説明があり、できるだけ自然分娩で出産をサポートするが、子どもの安全を優先して、帝王切開に

なる可能性もあることを告げられました。

分娩台のベッド上で自分が楽な姿勢をとれるように辻川さんが全身で受けとめてくださったり、斎藤さんが

「大丈夫、この子も一緒に頑張ってる。きっと大丈夫。」と不安でつぶされそうな私の気持ちを励まして

くださいました。陣痛促進剤もほぼ適用量限界まで使用して、陣痛はさらに強く短くなり、子どもも心拍が

下がることなく、少しずつ下りてきました。初めての陣痛を経験して、自然に産みたいという気持ちがぐらつき、痛みから解放されたいという気持ちが芽生えた時に「この子も一緒に

頑張ってるよ。」という声掛けから(だめだ、自分に負けちゃだめだ!絶対に自然に産みたい!)という気持ちが優りました。

もうほとんど体力も尽き果て、気持ち的にも余裕がない状態でしたが、この気持ちをより強固にしたいと

いう本能がそうさせたのでしょう・・・。「帝王切開なんて嫌だぁ、絶対嫌だぁ。」と力の限り叫んでいました。この叫びに夫、斎藤さん、辻川さんもまだこんなパワーが残っていたことに

びっくりされていました。

よく言葉には魂が宿るといいますが、この叫びの後に医師達もリスクを覚悟の上で吸引分娩もしくは鉗子分娩で試みることになりました。吸引分娩を2回行いましたが、うまく出てこ

れず、鉗子分娩にて無事出産することができました。生まれた直後に感じた達成感とやっとわが子に会えた喜びを夫、斎藤さん、辻川さんと一緒に分かち合えたことが何よりも嬉

しくて、たまりませんでした。また自然分娩で生みたいという気持ちを汲み取って下さり、最後までサポートしていただいた提携病院の医師や助産師さんにも感謝の気持ちでいっ

ぱいです。

妊娠・出産をとおして、命の大切さと重みをより感じることができ、今までに体験したことのない痛みや体の変化から女性の秘めたるパワーを体感することができました。よく「母は

強し」という言葉がありますが、まさにその通りであると改めて認識しました。そして自分の親への感謝とともに自分が親になるという感覚もじわじわとかみしめることができました。

しかし出産の振り返りを行うにつれて、助産院で自然に産みたいというバースプランが崩れたことや産褥期を自分の思いとは違う病院での入院生活で気持ちが辛い時に斎藤さん

は面会に来ていただき、崩れたバースプランを一緒に振り返って下さり、提携病院への搬送判断も陣痛促進剤が有効になるタイミングを経験から読み取って下さったことや陣痛

が微弱になった経緯もわかりやすく説明してくれました。そして入院生活で辛い気持ちを受け止めて下さり、出産後の新たな疑問や不安についてもひとつひとつ答えていただけ

ました。病院を退院後、助産院にて産褥入院をさせていただき、おっぱいに優しいメニューでとてもおいしいご飯で大満足でした。また夜中に子どもが泣いたら部屋に来て、授乳

方法や産褥期にどう過ごすと体の回復に良いかを優しく丁寧に教えてくださりました。

自宅へ戻ってからも私達夫婦だけで育児を乗り越えられる方法を一緒に考えてくださったり、産後気持ちが不安定な私の話をたくさん聞いていただき、斎藤さんがいなかったら乗

り越えられなかったと思います。

病院での妊婦健診や出産、入院生活にはない良さが助産院の強みだと思います。何より赤ちゃんを産む力を育み、一緒に子どもの成長を共有しながら、出産という大仕事を成し

遂げられるように支援していただけたことに感謝します。夫と妊娠期から出産、産後と一緒に色々なことを共に体験・共感できたことでより夫婦の絆が強くなったと感じます。

もし第二子を授かることができたら、今度は自宅出産で息子と夫の3人でいのちの誕生を見届けることができたらと思います。本当に幸せな出産をすることができたのは、斎藤さ

んをはじめ、辻川さん、佐々木さん、早川さんのお力があったからこそです。本当にありがとうございました。

 

 

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