Tさん 分娩体験記
query_builder
2020/08/20
すべて
私は第二子の出産の時にひな助産院を利用しました。
今まで私は助産院というものを知らず、出産は病院でするものだと思っていました。なので第一子を妊娠した際は何の迷いもなく、病院で出産しました。この時、夜間での出産で他に妊婦もいたため陣痛で苦しんでいても助産師に来てもらえず陣痛を耐え、初産なので有無も言わずに会陰切開をされての出産。入院中も会陰の痛みが酷く痛み止めなしではなかなか歩く事が出来ませんでした。また痛む身体を引きづりながら病院独自の授乳や食事などのスケジュールに合わせた入院生活で身体が疲れ果ててからの育児のスタートでした。本当にこれは自分にあった出産なのかと疑問に思い第二子の出産は、上の子のお世話もあるので絶対会陰切開のない出産にしたいと思い色々病院を探す中、安産灸でお世話になっていた戸部先生から助産院の話を聞きました。当初、私も夫も助産院という医療機関ではない所での出産に抵抗がありましたが、斎藤先生の助産院での出産についての丁寧な説明を聞き、ここで出産したいと思いました。また妊娠28週など定期的に葛飾日赤と連携して健診してもらい安全にも十分考慮して出産を迎えられる旨を聞き安心して出産の臨むことができました。
毎回の助産院での健診は完全予約制で通常の健診とともにその時に不安に思っている事などを相談したり、妊娠期間中の生活や食生活のアドバイスなど多岐にわたり指導していただきました。第一子を出産した時は病院で体重管理を気をつけるようにと言われただけで食事のことなどの指導が
なかったので、斎藤先生に薬膳に基づく妊娠中に好ましい生活の指導していただいたおかげで有意義な妊娠生活を送る事ができました。また葛飾日赤での健診に何回か斎藤先生にも同席いただき一緒に出産に向けて関わっていただきました。そして臨月になり私はGBSが陽性になり、葛飾日赤でのオープンシステムを利用して出産することになりましたが、本陣痛が来る前日から斎藤先生に内診やアドバイスをしてもらい本陣痛が来てからも病院に一緒に同行してもらい出産まで私に付ききりで背中をずっとさすってもらいながら陣痛を乗り越える事が出来、念願のフリースタイルで元気な女の子を出産する事が出来ました。生まれた娘は3,400gで比較的大きな赤ちゃんでしたが、前回の出産の時に一番辛かった会陰切開をすることなく、斎藤先生の絶妙なサポートのおかげで会陰裂傷も全くなく出産することが出来、心地よく産後をスタートさせることが出来ました。第一子の時とは異なり生まれた赤ちゃんをすぐに抱く事が出来、カンガルーケアをすることが出来ました。このおかげで赤ちゃんと永年の恋人のような?言葉では言い表せない愛着関係を築く事が出来ました。日赤で出産した後は数時間で退院し、ひな助産院に入院しました。ひな助産院での入院生活は、私と赤ちゃんのみの入院で他の入院患者はいないので病院のようなスケジュールも
なく私達のペースに合わせて過ごすことが出来ました。斎藤先生が出して下さる食事は、薬膳の気血水や有機野菜を使ったこだわりのお料理、酵素玄米という栄養価の高い玄米を出していただき産後の身体に必要な栄養素がふんだんに含まれていました。このお陰で第一子の時にあった産後のマタニティーブルーズのような落ち込みがなくすごくことが出来ました。また入院中は毎日会陰の部分をよもぎ蒸しで温めてもらったり、テルミでマッサージをしてもらったり産後でボロボロの身体を養生してもらいました。また専門の施術師の先生による骨盤のマッサージもしていただき至れりつくせりの入院生活でした。24時間体制で斎藤先生もそばにいてくれたので、何かあるとすぐに駆けつけてくださり安心して過ごす事が出来ました。
私の出産はコロナの緊急事態宣言の直前でしたが、病院での入院の場合は家族の面会が禁止されている中でしたが、助産院での入院生活では私以外の入院患者がおらず家族との面会も出来、上の子の精神状態的にも入院中ずっと母親に会えないよりも良かったと思います。入院中はコロナの感染の不安が少なく、過ごせたこともとても良かったです。
第一子の時は退院してしばらくするまで会陰切開と産後の身体の痛みで痛み止めを手放すことが出来ませんでしたが、今回は会陰や身体の痛みが全くなく痛み止を一切飲まずに退院することが出来ました。また母乳も助産院での入院のお陰で赤ちゃんが生まれてからミルクを足さずに今まで過ごす事が出来ています。産後も、これといった問題もなく過ごすことが出来、斎藤先生には感謝の思いでいっぱいです。できる事なら第一子もひな助産院で出産したいくらい良かったです。
もし助産院での出産を検討されている方がいましたら、少し勇気を出して助産院に電話して聞いてみてください。私にとっては満足のいくとても良い出産になりました。