Kさん 分娩体験記
query_builder
2020/08/24
すべて
今回2人目を、オープンシステムで出産しました。
助産院を選んだ理由は、コロナウイルスにより病院で立ち会い出産ができるか分からない可能性が高く、さらに小規模な院で産むことで感染リスクを減らしたいと考えて、安心のために助産院で産みたいと思ったからです。
また、助産院で産んだ友人の素敵な出産体験を聞いて「二人目は、理想のお産をしたい!」と思ったのも大きいです。さっそくひな助産院に夫と話を伺いに行き、その日にお願いすることを決めました。
一人目の出産では、何かあったときのためNICUのある大きな病院で産みましたが、激痛の中陣痛室から分娩台まで赤ちゃんの頭が出てしまっている状態で歩いたことや、会陰が裂けて縫ったところがつっぱって出産後もかなり痛かった記憶があり、二人目の出産は自分の理想通りのものにしたいと考えていました。
妊娠中は、先生にアドバイスをして頂き体を冷やさない食事をしつつ、鍼灸師の夫にお灸や鍼をしてもらったおかげでむくみもなく元気に過ごすことができました。
残念ながら、後期の検査でB群溶連菌がでてしまい点滴が必要になったため出産自体は助産院ではできず、オープンシステムを利用し葛飾日赤の畳の部屋を借りて出産し、半日休んでから助産院に入院することになりました。
出産当日は、夜中に本陣痛が来て夫と二人タクシーで病院に向かいました。病院について、子宮口の開き具合をみてもらい
「あと4時間くらいかかるかな?」と先生に言われたので、
一旦夫に家に帰ってもらおうとしていたところ、それから1時間ほどで一気にお産が進み夫が分娩室に戻ってから5分ほどで元気な男の子が産まれました。分娩時間は4時間ほどでとても安産でした。
陣痛の一番苦しい時、何も言えなくても擦ってほしいところを擦ってくれたり、励ましてくれたり、斎藤先生のおかげでまったく不安がないお産をすることができ本当に良かったです。
出産前に家族3人で自宅出産の動画を観させてもらい先生からもお話を伺ったことで、出産=「母親が痛みに耐えて一人で頑張るもの。」というイメージから「赤ちゃんとの共同作業、一緒に頑張るもの」「日常の一部」というポジティブなイメージに変わったおかげで、もちろん陣痛は痛かったけど
「赤ちゃんにもうすぐ会える!一緒に頑張ろうね」とポジティブな気持ちで出産することができました。
それと、心配していた会陰もまったく裂けませんでした!
「分娩台に仰向けになって産むと重力で裂けやすくなるけど、横向きや四つん這いの出産では裂けにくい。」というのは知らなかったので、本当に驚きでした。
また、母乳が出過ぎる体質で一人目の時はおっぱいが岩のようになってしまい、あの激痛のおっぱいマッサージを毎日受け、脇をアイスで冷やしても高熱が出てしまいフラフラな入院生活を送っていたのでとても心配していたのですが、今回は、おっぱいのケアをマッサージだけでなく、母乳過多を抑える漢方やお茶、質の良い食事のおかげで入院中熱も出ず、おっぱいもガチガチにならず母乳も安定して出るようになりました。
また、入院中おっぱいがパンパンになりすぎて赤ちゃんがうまく飲めず泣いて困ったときも、夜間にも関わらずすぐに来て飲める状態にしてくれたりと、フォロー体制がすごくて感動しました。
不安が強かったはじめても出産の時に、助産院で産めていたらどんなによかったかと思います。もし一人目のお産や、二人目のお産をどこで産むか決めかねている人がいたら全力で助産院を勧めたいです。
イメージ通りの理想のお産ができ本当によかったです。
斎藤先生、本当にありがとうございました!